SONY RX1の動画を試してみる

RX100に続いてのSONYの意欲作となるRX1。価格的にも生産数は少ないだろうと予約しておいて正解でした。発売直後の今は、入荷待ちのお店が多くなっているようです。実際に手にしてみると、凝縮感のあるコンパクトなボディは、iPhone4Sの縦方向の長さとボディの幅がほぼ同じサイズ。まさに、手のひらにフルサイズという表現がぴったりです。
フードとEVFもあわせて購入
「このカメラを買うと俺もこんな写真が撮れる」と錯覚してしまう、ヨドバシの作例が相変わらず素敵過ぎます。こんな写真は撮れないのですが、夜景の撮影も含めてflickrに置いておきました。海外では発売がまだのせいか、参照数が結構高いです。
flickr:SONY RX1 Night shots sample
flickr:SONY RX1 daytime shots sample
ISO16000
プレミアムおまかせオートで撮影
浜離宮
汐留
まず、動画はどんなものかと試してみることにしました。撮影場所は、浜離宮。汐留の高層ビル等の都市景観を背景に江戸時代から続く庭園が存在する、ちょっと不思議な空間です。
お気に入りの構図
動画の解像感は5D MarkIIIよりは上ですが、GH2には劣ります。静止画の解像が素晴らしいだけにちょっと残念。編集した動画では、ちょっとシャープネスを加えています。また、細かい波のある海面等では、偽色が発生する場合もありました。
被写体によっては偽色が出る
RX1の動画撮影は、モードダイヤルで動画撮影を選んだ際にはマニュアル露出等を選べますが、モードダイヤルでPやA等を選択した場合は、動画ボタンで撮影を始めるとプログラムオート(P)になってしまいます。また、モードダイヤルで動画撮影を選んだ場合は、ピント拡大ができません。このあたりの仕様は、RX100と同様です。
自分が動画を撮る際には、フォーカスは固定にする場合がほとんどですので、モードダイヤルの3に絞り優先(A)を登録し、ピントを合わせた後に動画に切り替えるという面倒な撮り方をしています。もちろん、オートフォーカスでも撮ることはできますが、この日は風が強くピントが動きやすいので、この撮り方となりました。
モードダイヤルの3に絞り優先(A)を割り当て、動画と切り替える
動画撮影時にGH2とNOKTONで動画を撮っているクセで絞りはF5.6あたりを上限にしていたのですが、下記のmonoxでのテストではF2の開放からF22までほぼ同等の解像が得られるというすごい結果になっています。
 4.サイバーショット DSC-RX1の描写力をチェック
パンフォーカスな撮影にかなり有利なため、この点については別途確認してみます。

なお、撮影時のバッテリーの消費は多いように感じました。この日は、
 静止画(RAW+JPEG):191枚
 動画(15秒程度のクリップ):87本
を4時間ぐらいかけて撮影していましたが、バッテリー2本では足りず3本目が必要となります。

後日、夜の街角での撮影なども試してみようかと思います。

SONY RX1 Hama-rikyu Gardens

若干手直しをしてvimeoにも置きました。



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